(From 2022/1/20 Last updata 2024/4/8
くわしくはこちらへ
ついに、府立大学の教育研究環境が無謀な開発から守られることになりました。植物園の植物たちに悪影響が及ぶ心配もなくなりました。
この京都府の開発計画の変更は、3年以上にわたる府民や全国の皆様方の署名や、植物園を守ってほしいとの世論の力によってもたらされたものです。ご支援ご協力本当にありがとうございました。
しかし、府立大学の体育館と校舎は老朽化しており、地震で倒壊の危険性が高いと言われています。アリーナの建設とは別に急ぎ建替の予算化が図られることが大切です。
また、向日市ではスポーツ施設や交通対策などについて、住民の要望をしっかり取り入れた「まちづくり」が行われることが必要です。
また、府立植物園と北山エリアを商業化して賑わいと儲けの場所にしようとする狙いはまだまだ残されています。
旧総合資料館跡地やその近くにホテルを建てたり、植物園をイベント広場や単なる公園にしてしまう動きも消えていません。
植物園が植物園として充実・発展していくように、この一帯が静かな文教地域として維持されていくように、今後も運動していきます。
引き続き北山エリア整備基本計画の撤回を求めて署名を集めて行きます。ご支援をどうぞよろしくお願いします。
ただし、北山門前で毎週土曜日におこなっています署名宣伝は、当分の間休止することにします。
English version 当面の行動予定 署名用紙 植物園ネット署名 会のニュース”なからぎの森” これまでの動き 運動資金にご協力ください。 サポーター大募集 京都府立大学学生さん達が立ちあげたネット署名Change.orgの「大学内に巨大商業アリーナはいらない!」 設立趣意書 設立趣意書への賛同へ 各方面からの賛同のお言葉や決議 関連団体とリンク先 チラシのダウンロード 鯵坂学共同代表が三条ラジオカフェで語りました。(9分間)
63名の方にご参加いただき、
源氏物語の朗読に平安の世に想いをはせた後、植物園・北山エリア開発の現況報告をお話し、みんなで今後のことなどを話し合いました。
これに対して、3月13日に京都府から回答がありました。
(1)解体工事についての住民説明会は行わない。
(2)敷地内の樹木をできるだけ残してほしいという要望については、検討させていただく。
(3)暫定利用についての住民懇談会(タウンミーティング)の要望については、幅広くご意見をお聞きする場を設けたい。
旧総合資料館跡地は、2024年1月末から2025年3月までに8億6274万4000円(上限)で建物を解体し、その後2032年3月までの7年間京都府から月613万2000円(下限)で土地を借りて暫定利用する業者が決まりました。
日本リグランド(株)のホームページで利用レイアウト案を見ることができます。
なからぎの森の会では12月22日に解体工事とその後の利用計画について住民への説明会を行うように京都府と日本リグランド(株)に申し入れました。
1月13日と19日に日本リグランド(株)社と懇談し、解体工事についての説明会を開催するように申し入れましたが、京都府が説明会を開かないので独自ではできない、付近住民への直接訪問とチラシ配布でお知らせしたいとの回答でした。
建物解体工事は1月29日(月)〜2025年1月31日予定、土日祝日・年末年始は作業しない、午前8時半〜午後6時(騒音を伴う作業は午前9時〜午後5時)に行う。
建物にはアスベストも含まれていることがわかり、京都府に責任を持って住民や近隣学校や施設の利用者に対して説明会を開催するように1月24日に緊急に申し入れしましたが、頑なに拒否しています。
アスベストを吸い込むと、中皮腫や肺がんを起こす可能性もあります。
日本リグランドは、「工事は丁寧にしたい。要望があれば説明会は開くことは可能」とは述べながらも、京都府の意向により「住民説明会はせずに、近隣に解体工事の説明チラシ等を配布する予定」と回答しています。京都府の姿勢が問われます。
◆説明会で不安の払しょくを!!!
解体工事によるアスベストの飛散をはじめとする工事の影響は、地域住民だけでなく植物園や市立コンサートホール、京都学・歴彩館を訪れる人々、府立大学やノートルダム女子大学、ノートルダム小学校、府立洛北高校・同付属中学校の関係者、北山ふれあいセンター・北山武田病院の利用者、近隣の保育園・幼稚園の関係者などなど、沢山の方々に及びます。
私たちは、工事着工は一旦中止し、まずは京都府による説明会の開催を要望します。
京都府や日本リグランドに説明会を開催するように、以下に要望してください。
京都府文化施設政策監付 :075−414―4657(砂子坂)
日本リグランド(株):075−612−2336(應本・黒野)
★第二体育館は耐震基準を満たしているので、少し改修して使い、
南側に向けて増築する。(赤線部分)
★次に、第一体育館を壊して共同体育館を新築する。
北側は今の線まで、南側は20mほど伸ばす。(オレンジ線部分)
★共同体育館の中はバスケットコート3面分。
両側2面分は試合時のみせり出す可動席とし、全部で2000席とする。
★共同体育館の高さはほぼ現在のままなので、植物園への影響がない。
★共同体育館の一部に府民が利用できるコーナーを作る。
★共同体育館建設工事中は第二体育館と仮設体育館を使うので、
学生の授業・クラブ活動に支障が出ない。
★クラブボックス街は他の場所に移さなくてもよい。
★体育館東の佐野藤右衛門さん寄贈の御信桜・山桜、大学会館前のヒマラヤ杉、
クラブボックス街のナンキンハゼ、フウの木以南の樹木園の木もほとんど残すことができます。
あらまし、以上のような説明でした。
各委員からは賛成の意見が出て、特段の反対意見は一切ありませんでしたが、
翌日の京都新聞の記事には「委員から賛否」という間違った見出しがついています。
デジタル版ではすぐに「賛否」の文字は消えました。
意見聴取会としては、アリーナ構想は北山エリア以外の地域で考えるべきとなりましたが、
京都府は「持ち帰る」という姿勢です。
一層の幅広い私たちの運動が求められています。
美濃やまびとさんデザインの「商業アリーナの学生への影響とは」チラシを作りました。
こちらからダウンロードすることができます。
南北の長さ83mプラス2階に10mのデッキ、東西の長さ107mプラス西にメインエントランスの三角形デッキ、高さは20m、
京都府立大学の敷地ぎりぎりに入る大きさです。
サブアリーナの位置は未定ですが、仮に隣に描いています。
アリーナの南の空間はお寺の墓地です。
植物園のバラ園から見ると巨大な壁になります。
高さは現在の規制内の20mに描いていますが、もっと高くされる恐れもあります。
缶バッジ1個100円。
植物園会館2階から、沈床西洋花壇越しに比叡山が見えるこの絶景を無くしたくない!
(署名アピール)
@北山通りのウバメガシの垣根を切って、植物園敷地に商業施設を作ろうとしている。
A温室裏、加茂川沿いにあるバックヤードの面積を縮小して、観覧者が出入りできるようにする。
B正門側にレストラン・カフェを含む建物を作り、アリーナの動線と一体で、アミューズメント機能を整備する。
C中央広場に野外ステージを作り、西洋花壇とともにイベントができるようにする。
D植物園の東西南北の境界をなくし、人々が自由に行き来できるようにする、等などの変更が企てられています。
これでは、植物園というよりも最早「公園」です。植物園は一定の境界の中に外界から遮断されて、植物が主体となって、植物を展示し、人間は植物から自然を学び、静かに憩う場所です。人間の賑わい、イベント、儲けのために、100年近くも守り育ててきた府民の宝である植物園と植物たちを犠牲にすることはできません。
署名を集めています。
呼びかけ団体 京都府立植物園整備計画の見直しを求める会(通称:なからぎの森の会)
京都府立植物園を植物園ではなく、賑わいと娯楽の施設に変えようとしている計画が進められています。京都府は東京資本のコンサルタント企業に依頼して、北山エリア(北山通り以南、加茂川以東、北大路通り以北、下鴨中通り以西) の府所有地を再開発する計画を検討し、2020年12月の府議会に提案しました。
それによると、府立大学の体育館を1万人が入れる規模のアリーナにし、学生の授業・クラブ活動の使用以外に、音楽イベント、スポーツ観戦などで民間も利用できるようにする、旧府立総合資料館跡にシアターコンプレックスとなる建物を作ると共に、コンベンション・宿泊・飲食などの利用もできるよう建物を建てる、この一帯の施設を行き来して利用できるようにするというものですが、とりわけ、植物園については、
植物園が植物園として存続するために、あなたのお力をお貸しください。
連絡先 吉澤喜代一
〒606-0851 京都市左京区下鴨梅ノ木町62-2
E-mail: simogamoaoi@outlook.jp
当サイト内の画像の無断転載をお断りいたします。(C)2022 なからぎの森の会 All Rights Reserved
番目のアクセス